対比についての考察

 

 

昨日キュウリが苦手とこのブログで書いたら

 

ここぞとばかりに白日 西坂さんより浅草橋にある行きつけのホルモン屋の

 

大大大好きな煮込みとキュウリの味噌漬けの写真が送られてきました

 

好きと嫌いの対比が一枚の構図に収まってるという個人的に複雑な心理状況

 

対比の振り幅が振り切ってるなぁ

 

せっかくなので今日はこの対比について書いてみたいと思います

 

この対なるもの比較

 

これはどの分野にも応用できるテクニックの一つだと思っていて

 

アートでもレオナルドダヴィンチのモチーフの中でよく出てくる

 

美青年と老いた醜男との対比を一つの絵の中に書くことで絵全体を際立たせる役割を演じている

 

お笑いでもトレンディエンジェルのハゲ散らかした斎藤さんがすごくキザなキャラだから見た目とキャラのギャップが対比となって存在が際立つ

 

この対比という技法は色々なところで見受けられて

 

それを自分ならどう応用するかを考えてみると面白い

 

A × B = ◯

 

この時のAとBの掛け合わせ値がどれだけ大きくなるか

 

組み合わせの妙というのが日本でいう見立ての文化

 

ベースになるものを組み合わせていく

 

お店 × セレクトしたもの × ディスプレイの技術 × 店主のキャラ × 発信方法 × 時代性

 

大体お店ってこの組み合わせパターンになっていくと思っていて

 

その前段階でお店の立地をどこに選ぶのか

 

どんな内装に仕上げるのかというのは事前段階ですけど重要ですね

 

この全部の掛け合わせる前を数値化してみると面白い

 

自分はこの部分が弱いなとか

 

強みはこの部分だからここをもっと伸ばそうとか

 

これとこれと組み合わせたら面白いなとか

 

テクノロジーの発展によって発信方法までがメディアアートとして捉えられるようになってきた昨今

 

若い世代はSNSに抵抗がないので最大限に駆使して発信している

 

逆に上の世代でSNSに抵抗のある人はSNSでの表現に苦戦してる印象も見受けられる

 

発信(売り方)まで表現になる時代ってすごくないっすか?!

 

僕自身インスタグラムを始めた当初は発信にすごく気を使っていて

 

よそ行きの別人格みたいな感じがしてずっと気持ち悪かった

 

でもある時、素の自分で良いやと割り切ったらすごく楽になって

 

SNSだからといって分ける必要ないじゃんと思ったんですよね

 

ある種の時代の恩恵っていうのがこのツールをどう使うかによって大きく変わってくる

 

逆に発信に気を使いすぎて

 

別人格を作り上げている人は結構悩んでいる人が多い

 

本当の自分はこんなキャラじゃないのにとか

 

キレイな表現だけを演じすぎているとか無理が出てくると続かないしボロが出てしまうもの

 

オンラインでの発信方法が多様化していくと

 

今度生きてくるのがオフライン

 

実店舗の方はどうなのか

 

寅さんの鉛筆の売り方だったりは超勉強になりますよね

 

世間では一昔前はキャラの時代と言われ

 

今は自立したキャラとキャラが集うコミュニティの時代とも言われてますよね

 

いつでも強い自立した個人を目指すのは大前提

 

そんな強い個人を束ねる求心力について考えいかないといけないんじゃないかな

 

その求心力=輝いた魅力って動いてないと回りもしないですもんね

 

駒が回って安定する状態って高速で回っている時

 

高速で回り続けるっていうのが一つのキーワードなのかもね

 

うつしき映像部の小田くんがビエンナーレの映像が終わり

 

燃え尽き症候群みたいに腑抜けてて

 

抜きたくなる気持ちも解るけどそれが10日以上掛かってて

 

一度回転数を落とすとそこからまた回転数を上げるのに一手間が掛かる

 

じゃあ回転数を落とさなければ良いんじゃない?というのが昨今の僕の結論です

 

でもそうなるとどんどんワーカホリック体質が加速していくので抜くところは抜きましょう✌︎(‘ω’✌︎ )

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす

 

うつしきで開催中のLIFT八木良介展

 

ほんと連日たくさんの方に足を運んで頂きとても嬉しく思います

 

残すところあと三日となりました

 

そのあとすぐMITTAN展が控えている

 

楽しみが沢山って良いものですね

 

一日一日を大事に生きましょう

 

 

 

yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono