あいまいもこと両極のコントラスト

 

 

上も下も右も左も前も後ろもない世界

 

あいまいもこ

 

なんか響きがかわいい

 

曖昧模糊

 

最近この言葉に惹かれる

 

というのも正解や正論を求めたり当てはめられることにとことん疲れちまったっす

 

誰かが作る完璧にピシャっとキマった!!という世界よりも

 

もっと揺らいだ状態だったり微細な感情の動きだったりに惹かれる

 

言葉にならない状態とはどんなだろう?

 

想定外に遭遇した場面は言葉にならない

 

でもドラマチックな出来事よりもっと日常の中での些細な変化を愉しみたいものだなぁ

 

俳句や短歌、能といった世界には面影が存在する

 

在る、在った

 

この時間という移ろいを現す表現が今面白い

 

知識という木を体系化する作業

 

その最中で葉が生い茂ったり、花が咲き、実を結んで、葉が枯れ落ちる

 

この連鎖が”今”なのであらゆる分野の領域はいまなお宇宙のように拡張し続けている

 

知識という木は無数に生えて森のようになっている

 

その森の全てを知ろうと試みることが体系化の作業

 

果てがないっすよね

 

見てる世界の解像度を上げ過ぎた結果ぼけ感を求めてしまうように

 

この先見え過ぎてしまうことや知り過ぎてしまうことも一つの弊害なのかもしれない

 

2Kから4Kが主流となり次は8Kだって

 

カメラの画素数も1億画素

 

その先はもう見たくないものまで写り込んでしまう

 

ここでアナログ回帰派が一定数いるのは間違いないしある種の本能とも言える

 

音も不純を取り払った作り込まれたものもいいんだけどノイズの魅力もまたたまらなく良い

 

レコードに針を落とす瞬間の音とかね

 

その場での体験がますます価値を増す時代

 

ライブでしか解り得ない場の雰囲気だったり演者の息遣いや表情だったり、配信だったりが盛んになるからその逆が際立っていく

 

だから人の心はヤジロベーのようなもの

 

あっちで面白そうなことがあれば行ってみてこっちで面白そうなことがあれば行ってみる

 

対比することによって初めてコントラストが生まれる

 

日本人の美意識の特徴で歴史を振り返る中で面白いところの一つで

 

繊細 丁寧 緻密 簡素といったシンプリシティやエンプティネスという無常観を内包している

 

もう一方で極端なまでに過剰な豪華絢爛な世界が相対している

 

かぶき者だったりのものすごく情動的な感性

 

ハレとケ

 

シンプルと複雑

 

極端なまでのストイシズムとエクストラヴァガント

 

薄味の出汁文化からコッテコテのB級グルメ

 

これが内包している土壌が今の日本なんだよなぁ

 

カテゴライズは振り返ってみた時にしか成立しない

 

たとえ誰かが何々派と名前をつけてもそこからまた派生していって新しい何々派が生まれていく

 

その派生している最中っていうのはそこに名前はまだ無いもの

 

進行形の中にいる人が一番楽しいというのはどの分野でも一緒

 

それを横目でみてあんなの面白くねーよとそこに対するまた別のカウンターカルチャーが生まれていくから面白い

 

嫉妬を昇華できるか妬んだまま終わるかもその人次第とも言える

 

そんな人の感情や今までの生い立ちまで内包してるからこそエモーショナルなものが生まれてくるんだろうな

 

魂を鷲掴みにされてぐわんぐわんにされるようなそんな表現に出逢ってみたい

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす

 

昨日の満月は天気も良くはっきりと見えました!

 

もう土曜日なんですね、、

 

曜日感覚が全くない

 

子どもの学校でなんとか社会性を保っているとも言える

 

浮世と常世

 

浮世離れ

 

今より昔の人たちの方がよっぽど見えないものに対して寛容だったんだろうなぁ

 

江戸時代までに普通に居た山伏と巫女

 

この辺りも調べていきたいと思うところです

 

さあコツコツ手を動かしていきましょう

 

最高な一日を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono