ファッションという視点で器をみてみる

 

 

二日続けての大爆発を見せる福村龍太展

 

ほんと驚くほどすごい熱量ですね

 

年齢性別問わずに開店前から待つ行列

 

ここ東京じゃなく宮若っすよ、、、

 

これからお店を始める方だったりお店をしている方も買い求めにくるのは実際の使いやすさと盛り付けた時の料理を引き立てる佇まいにもあるのだろう

 

現代の食卓にすごくマッチする

 

絵になるというのは写真が自己表現になった現代において求められることの一つ

 

20歳の子が9000円近い銀彩カップを購入するのって自分が20歳の頃には考えられなかったなぁ

 

好きなもので飲むと気分が上がるんですと話してたのが今も印象に残る

 

今日はそこを深掘りしてみたい

 

そのテンションが上がる感覚ってファッションに通づるなぁとふと思ったんですよね

 

僕はもともとファッション畑出身で

 

ファッションって言葉は昨今どこか浮ついて聞こえてしまう言葉なのですが実は超奥深いんです

 

美学、心理学、社会学、民俗学、社会史、社会心理学、経済学、社会生態学などのあらゆる側面から考えることができる

 

その人の着ている服にはその人の趣味や趣向が必ず反映されている

 

素材、シルエット、色、ブランド、その時の流行や潮流

 

その服を着ている人がどんな器を選ぶのか

 

元来どこか重々しい工芸に対して言葉は軽いけど今は焼き物もファッション的観点から考えることができる

 

こういう服装の人はこんな器を買うんだぁとその視点でみると面白い

 

器を擬人化してみる

 

例えば焼締を和服に身を包んだ姿とする

 

じゃあ銀彩だとモードなのかなぁ

 

六古窯についてだとどう説明しよう。汗

 

もちろん装いと器選びがリンクしてない場合ももちろんあるから一概にはこれがこうとはいえないんだけど漠然とながらもそこを絡めてみてみると面白い

 

選ぶという行為

 

物の見方

 

触り方や置き方

 

何気ないところにでる所作

 

生きるっていうのはその全てがでてしまい隠しようがない

 

昨夜占野くんが珈琲を淹れてくれたんだけど、茶のお点前を体験してるような新感覚だった

 

大事にしてるところが全て表現されている

 

そして味も最高に旨い

 

こうやって新しい世界観ができていくんだなぁとしみじみと思ったもの

 

それを目の当たりにできる幸せって何にも変えがたいくらい最高

 

人や物の持つ存在感ってなんなんだろうな

 

存在感のある人ない人

 

存在感のあるものないもの

 

全ては密接に影響し合っている

 

取り合わせの妙だったりそう合わせたんだぁというどんどん高度になっていく

 

その高度な応酬に痺れるんですよね

 

ヒップホップのMCバトルも高いレベルのやりとりだと会場がうねる

 

そのうねりを作り出せるかがその人の持つ力量となる

 

じゃあ日頃の地道なレベル上げをサボっちゃいかんすね

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす

 

展示はまだまだ続きますよー

 

うつしきオンラインでの僕の作品掲載は今夜22時22分よりスタートです

 

ご縁のある方は是非是非覗いてみてくださいね

 

さぁ地道にコツコツ手を動かしていきましょう

 

最高な一日を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono