比較しないための定期的な心の見直し
11月と思えないようなあたたかな日が続く
過ごしやすい気候ってそれだけで最高
暑くもなく寒くもない
外側から見ることを意識してみる
昔の開国し始めたばかりの日本を訪れた欧米人たち
刀を差す野蛮な国民の民度を計るための先発調査団
とある田舎村を調査中
軒先で木桶の中のお湯に人が浸かり湯気が立ち込めている
その下では別の人が火を焚き付けている
この光景を見て驚愕した
湯気がもくもくと立ち込めゆでダコのように赤くなる男を見て
この国では平然と人間が煮られていると思ったのである
調査団の彼は西洋中世以前の成人の殉教を連想したという
僕らはすぐに五右衛門風呂なんかを想像することができるが
1860年代頃の初めて日本を訪れる人々にとっては
平然と行われる罰則のように見える風呂に浸かるという行為を理解し難かった
自分たちにとっての普通とされるものが所変われば異端になる
そんな事例は腐る程あって
自分たちの倫理、道徳、価値基準こそ正しいのだという押し付けが
1900年代の世界戦に発展してしまった
じゃあ学び直すのはその辺りからだ
自分の方が正しいという押し付けは争いを生むということ
相手よりもという考え方が生じた時に
自分を戒められるかどうか
ここに一つ鍵がある
そもそも他者と比較するのは誰かということ
人は人
ここを比べ始めた瞬間からおかしなことになっていく
じゃあそうしない為にはどうすればいいか
自分の方がと思う自分に原因があることを知る
相手にではなくその心に比較が生じたのは自分なのだから
だからほとんどの原因というのは自分にあることを知る
その思考を切断する為に自身の心をずっと見つめていたのが一昔前の賢人たち
俺の方が!というのは自身に生じる頭の声
ひとまず落ち着きなさい
感情の第一次反応のみで対応してたらキリがない
刀を帯刀していた時代というのは
感情だけで行動してたらいつ斬られてもおかしくない
斬らない為にも稽古を積んで感情的になる自分を戒めていたのだ
僕の尊敬する山岡鉄舟氏
あの明治維新の革命を経てしても
生涯誰一人斬らなかったという
無血開城の際に西郷隆盛に
金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられないと言わしめた
原因は全て自分にあると思えば他人のせいにしなくなる
メンタルの問題が叫ばれる昨今にこそ
一人一人の心の研鑽が必要になってくる
自分ごととして捉えられることをどれだけ増やせるかどうか
自分さえよければじゃなく
より多くを救う方法を考える
だっておかしいもん
世界の0.1パーセントの人が持つ富と
世界の半分の人口(37億人)くらいの富の総量が一緒ってね
飢餓で苦しむ人がいる一方での過剰なフードロス
教育を受けたくても受けられない人がいる中での膨大な軍事費
これらの歪みが解消する為にはどうすればいいんだろうか
考え続けないと
考えることを放棄しては次には行けない
他人任せにしてきたのが今までだとすれば
少しでも関心持つ人が増えることで
世の風潮は変わるはず
そんなこんなで子ども達を起こす時間でーす
いやぁそんなこと言っても難しいっすよね
でも難しいからこそやりがいがあるのも確かな訳で
根本的なルールがそもそも間違っていたのでは?と
失敗を認めて改善して次に進む
そんな時期なんではないですかね
その為にできることとして
まずは自身の心身を磨こう
今日も最高な一日を