現在どハマり中の人類学が面白すぎるの巻
人についてずーっと考えてる
というのも人類学について調べていると人というのがよくわからなくなる
それで文化人類学や比較文化論なんかをひたすら読み漁っているんですけど
そもそも歴史を振り返った時に初めてあの時こうだったよねと気づくことができるのであって
争いも当事者の立場からの景色と外部から見ている景色とでは見え方が大きく変わってくるのであって
心理的盲点(スコトーマ)だったりあらゆるバイアス(自己正当性バイアスや認知バイアス)だったりはみんなに備わっている資質とも言える
だから僕自身これはこうだという決めつけや正解なんてないと思ってるんだけど
自分の正義感を振りかざしたい自己正当性をアピールすることで社会的立場を守ろうとする一部の人が発言し、そこに同調する人が集まりそれが大きくなって世論という空気を形成していく
これに助長するようにマスコミは拡声器の役割として火を焚きつける
それがまさに対立構造を生み出す仕組みっすよね
愛が暴走すると憎悪に変わってしまうように
自分の信じるものを否定された時に生じる感情自体を操られているとしたらどうですかね?
日本人には馴染みが薄いんだけど大きいところで宗教だったり
リベラルや保守といった政治だったりはみんなに関係ありますよね
でも自分の思うようになんてなった試しがない
思うようにならないことに対して右だの左だのといった議論が対立構造を深めていく
なんか自分の意見を否定されてるように思ってしまう仕組みになってるんですよね
その対立軸に乗せることで民意を思うように操られてきたとも言える
人は感情で動く生き物といった性質の利用とでもいいますか
そこをいいようにプロパガンダされてきたとも言える
抜け出すためには一歩外に出るしかなくて
対立構造に乗らないことや上や下といったヒエラルキーの差をなくすことだったり、同調圧力の空気にのまれないことがあげられると思うんだけど
社会を生きているとなかなか全てを断ち切ることって難しいですよね
でも進んで外に出ようと思わなければ日常はどんどん流れていくのであって
自然とそこに埋没してしまう
だから難しいけど無数に張り巡らされたグリッドという網目からはみ出ようとするのは重要なんす
東京大学出版から出ているグローバルヒストリーシリーズの中で「解放しない人びと、解放されない人びと -奴隷廃止の世界史-」という去年出版された本があるんですけど、何が原因で奴隷が生まれるのかの背景を知ると、労働力や支配というのはもちろんあるんだけど、ずっと付きまとってくるお金は一つの大きな鍵になっている
本当に奴隷制度は無くなったのか?
現代というのはお金で人を縛っているとも言える
お金がないと寝るところが、食べるものが、教育がといった精神構造を生み出してしまう
ブランドといった記号の為に身体を売ってみんなと同じ記号で身を固めることに安心感を持つ
そのお金という呪縛はなくなることはあるのか?
ある
足ることを知って学んで行動し続ければ不安もなくなる
生きる目的がお金だったらつまんないでしょ!?
お金は目的なんかではなく何かをする為の手段
手段が目的に置き換わって教えられてきた
いい家に住みいい車に乗って美食三昧がしあわせという刷り込み
その価値観でほんとにいい??
価値観は多様で全然いいっす
それもまた一つだからね
人類学面白いんでとてもオススメですよー
京大教授で民族博物館を初代館長の梅棹忠夫さんの「文明の生態史観」や「情報の文明学」なんかを読むとこんな戦後数年でここまで読み解いていたんだということがたくさんあって驚愕する
あとはジャレドダイアモンドさんの「銃、病原菌、鉄」や「危機と人類」、「文明崩壊」なんかは一読の価値ありっす
そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす
長男は今日から春休みで家におります
朝から思いがけず重めな内容になってしまいました
人類学どっぷりハマってます
オススメあれば教えてください
今日公開予定の先日行ったうつしき学びの場での教えを招いた先生に綴ってもらう投稿が更新予定ですのでどうぞお楽しみに
初回は村上麻衣さんです
ホームページを楽しく充実させたいと思っているので日々改善しながら何かしら更新していますので是非覗いてみてくださいね
えみおわす展のオンライン更新は本日18時からスタートです
準備進めているのでお楽しみに
昨日のyasuhide ono作品の更新で求めていただいた方々ほんとありがとうございます
少しでもまた追加できるようにコツコツと制作を進めていけたらと思います
今日も最高な一日を