マニュアルからの逸脱と進化した縄文回帰
昨日はイシス編集学校の師範や師範代が集うオンラインでの勉強会に参加しました
本来師範や師範代が僕ら学衆に対して稽古に対する指南方法の確認や伝え方を勉強し合う会だったのですが、学衆数名も特別に参加させていただきました
約6時間という長時間に渡っての講義
45名が参加していたのですが普段オンラインだけでのやりとりなので師範たちがどんな顔してるかもわからない
面白い仕組みだなぁと思いながら稽古に対する回答を続けていたのですが少しずつ全貌が見えてきた
編集って答えがあるわけじゃない
コップの使い方一つとっても状況に応じても用途が変わるのであって
飲むという行為以外にも、花を飾ったり、映画の小道具にもなったり、手品道具にもなったり、カップスタッキングという競技になったりと変化する
そのどれも間違っちゃいない
思考を体系化して自分の考えの癖を見出すのが稽古の意味だと前半を終えた今は感じている
苦手な考え方と対峙したり発想の膨らませ方だったりと考えることは山のよう
でも、この全てが仕事に活かすことができる
師範代の役目としてその発想の幅を違う観点から拡げてやることにあって、その指南についての勉強会に参加したことでより一層解像度が上がった
学衆から回答への指南がうまくいかずに稽古の序盤で猜疑心を持たれてしまい
泣いている師範代が居たりと運営側もなかなか大変だなぁと裏側を見せてもらって感じた
回答を導くまでの思考のプロセスを振り返りとして毎回書くのですが、プロセスめちゃ面白いのに答えと結びついていない場合なんかもあったりするから、考え方の違いに触れると自分との違いを感じれて物凄く謙虚になれる
この世界ってほんと答えのない問題ばかり
その答えと向き合い続けないといけないし
自分で考えない人はどんどん取り残されてしまうのが現実だ
例えば自分の専門領域だとしてもルーツがどこにあってシーンの拡がりはどんな感じで自分はどんな立ち位置なのかをなんとなく算出したり、この先どんな動きをしていきたいかを考える必要があると思うんですよね
少し前なら作ってるだけで最高!!だったと思うんですけど時代は常に変化を迫ってくる
その変化にどの業種も対応していかないと世界の変化に淘汰されてしまう
マニュアルからの逸脱
鍵はそこにあると思う
名もなきコンビニの店員だとしても
その接客が人情味溢れていてすごく愛想のいい人の場合
その人から買いたいと思ってくれる人が増えればどの世界でも通用するように
人間がコンピュータ化に進むのであれば絶対に脱マニュアルした人情は生き延びる
AIが感情を体現できるようになったら人はどうなってしまうのか
答えのない問いに立ち向かう
自分自身毎日アクセサリーを作りながら繰り返す部分と変化を求める部分というのが出てくる
流行のように素早く移り変わってしまうよりも少しでも長く身につけてもらうにはどんなデザインがいいのか?
アクセサリーといういわば余分な存在
それでも誰かの日常の中で引き立てるや気持ちを奮い立たせるようなものってどんなものだろうか?
答えなんてないけど出来上がったものはなんとなくそんなことを考えてできたもの
削ぎ落とした簡素な美も好きだし
縄文のようなこってり加飾したものも好き
時間という制約からはみ出し
いわゆる生産性という効率重視な考え方を無くして
無駄ということが容認されることでできること
縄文から弥生の推移を土器の観点から見ると生産性の向上の一言に尽きますからね
無駄をとことんやる!!を考えるとこの先の進化した上での縄文回帰はこの先のテーマっすね
そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす
今日は日曜日なので怪獣たち大集合
マニュアルからの逸脱と進化した縄文回帰
大事なことなので改めて心に刻みたい
さぁ、差し迫る展示を前に今日もコツコツと手を動かしていく
最高な一日を
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