瞑想のススメ「今」に集中し欲望のレベルを下げる
ほんとうは昨日のインスタで予告通り「オタク」を「オソト」へアップデートする文化の可能性について書いてみようと思っていたんですけど、それよりも興味深い本と出会ってしまい急遽変更します
世界史の針が巻き戻るとき / マルクス ガブリエル
1980年ドイツ生まれのマルクス ガブリエルは「哲学界のロックスター」と呼ばれており彼の提唱する新実在論の切り口はとても興味深い
今の経済の行き詰まりはみんなも知ってのところで今のままだと個人自由主義がどんどん進んでしまい、地球資源もいつか枯渇してしまう退廃の道を辿る一方
じゃあ、それを変える為にはどうすればいいか?をみんな考えていたけど中々答えは見つからない
というのも人の持つ欲望が根幹となって動いてるからね
我慢も足るを知るも興味なく自分のことだけで動いているのが今の世界
みんな一旗上げてやろうとする欲望ドリブンな世界
一度成功すると誰もその地位を離したくないのは人の持つ性
さらに上に上に目指して進んでいく
そんな中で近年脱成長を掲げる経済論がいくつか出てる中でのマルクスガブリエルの考えはすごく共感できる
本来言語と文化はソフトウェアのようなもの
例えば日本語と英語はアンドロイドとアップルのような異なるハードウェアではなく、ソフトウェアのようなもの
だから日本人とアメリカ人の思考法の違いは言語というソフトウェアの違いによって大きく変わってくる
言語をそのように認識してそれぞれの国の背景や文化、個人を見ていくと考え方の違いに対する解像度がグッと引きあがる
東洋哲学にも造詣深いマルクスは禅においても次のように記述する
「仏教(禅宗)に代表される日本の価値観は、欲望を極力切り捨て、大きな変化を求めるよりも、今の前にあるものを大事にする思想だ」
外からの視点でこう捉えられてるんだと思うと嬉しいものだけど実際問題現実はどうなんかなぁ??笑
怪しいところっすよね
瞑想することによって実際に存在する唯一の時間の部分は「今」であることに気づく
でももっとじっくりみると「今」もほんとは存在しない
最初の訓練は「今」に集中して欲望のレベルを低くすること
見識のある人(悟りを開いた人)は「今」がないことを理解し、時間の概念を完全に排除します。
いわゆるそれが「無の境地」
「今」に集中し、欲望のレベルを下げるということは、実はそれが「新しい実在論」のカタチでもある
欲望ではなく思想が重要になってくる新しい時代
資本ではなく思想の時代
インターネットで食べたいお店を検索して評価の高いお店があるとする
例えばそれをオススメしてるのが現実世界では着ている服や聞いてる音楽だったりの趣味趣向が全くわからない目の前で会っても話したくないようなダサい人のレビューだったりしますからね
それがネットの匿名性の怖さでもある
ビートたけしが「スマホは根性無しの悪意のはけ口。SNSの誹謗中傷を見て死にたいと嘆く前にスマホをぶっ壊す勇気を日本人は持て」と言っていてその通りだなと思うもん
大事なのはデータや仮想世界ではない
この現実の方なのだ
それを履き違えちゃいけないよね
考えるべきことは山のようにある
色々な意見や考え方に触れ続けることによって自分の見識も拡がっていく
知らないじゃなく知ろうとしないにこそ問題の本質がある
子どものような素朴な疑問を持って世界を見たいもの
そんなこんなで子ども達を起こす時間でーす
書いててお前何様だよ!と日々自分自身にツッコミ入れてるんでご了承ください。。汗
今日はこれから日帰り東京出張っす
仕事なんでね
明日は新月
うつしきオンラインでの作品更新の日です
2月12日の22時に18点掲載します
2+1+2+2+2+1+8=18
1+8=9
ご縁のある方は是非覗いてみてくださいね
今日も最高な一日を