睦月の新月と古道具愛

 

あけましておめでとうございます

 

今年一年もどうぞ宜しくお願いいたします

 

さて、ほったらかしにしていたこのブログですがinstagramをやるようになりおざなりにしてしまっていたので

 

今一度自分の思うことや興味のあることをこうして書き記して残そうと思い

 

新月の今日改めて再開します

 

楽しみにしていただけるように継続して書き記していきます

 

今現在うつしきでは古道具 古家具 装身具展を開催しています

 

自分のアトリエも兼ねたギャラリーなので有り難いことに作品を観に来ましたとの声もとても多いのですが、

 

他方での作品展が多い為作品があまり並んでなかったりするので、今回古物に交え自分の作品も多数展示販売します

 

もともと古物は自分の作品を飾るのに鉱物やアンティークのパーツに合うものは何が良いかを模索している最中、

 

古いものの時が経った表情に惹かれ集め始めたのがきっかけでした

 

そこから展示の度に自分のイメージに合うものを集め、

 

そしてお店を始めるにあたり本格的に集め販売するようになりました

 

 

古いものの魅力とは一体何か?

 

一概には語れないが一つに歴史を知るということにあると思う

 

こんなものがあってこういう用途で使われていたのだと当時を知る機会が物を通して出来ること

 

その当時の歴史的背景を知るということは今においてはとても貴重なこと

 

個人的に古くなったら壊す棄てるという近代的価値観にはずっと疑問があり

 

手直しをすることでまだまだ使うことが出来るものがたくさんあるのだということや

 

そんな中にも今現在売られているものよりデザイン性に優れているものが

 

まだまだ多数存在しているということ

 

それらを飾り、実生活の中で使いながら空間と物の持つ関係性を日々検証しています

 

必要用途に迫られ作られた道具たち

 

役目を終えたあとも見方によって新たな価値が生み出されていくのです

 

 

用途なき道具とは果たしてなんだろう?

 

オブジェであったり、自己表現として作られたもの以外は全て用途が絡むという事実

 

今目の周りの辺り一面見渡しても用途のないものが果たして一体どれだけあるものか?

 

個人の目線が入り蒐集されそこに価値が見出される

 

人によってはゴミ 人によっては宝

 

古物の魅力はまだまだ語りきれないほどにあるのです

 

そんな古物と自分の作品の並ぶ展示

 

期間は1月3日から21日までといつもより少し長めです

 

火曜、水曜日は定休日となります

 

2019年も始まりこれを書いている今はすでに展示4日目を終えました

 

順調に嫁いでいっているのが嬉しい限りです

 

特に若い子20代前半や今日なんて10代の子が自分の眼で古物を選び買っていく

 

古物が市民権を得ていく様子と若者の自由奔放な眼に

 

未来は明るいと断言します

 

人口3万人ちょっとの宮若市うつしきにて

 

皆様にお会い出来ますことを心より楽しみにしております

 

2019年も何卒宜しくお願いいたします

 

yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono