7/3/2015


先日、ネパール、インド、タイに買い付けに行ってきました。
今回は28日間を初めて家族で周ってきました。
3歳の子どもも一緒だったので、移動や食事に少し不安もあったのですが、行ってしまえば何も問題なく、
むしろ周りの人の温かさをすごく感じることができました。
みんな子どもにはとても優しいので、色々な人に声を掛けてもらい、
一人ではなかなか経験出来ないようなことをたくさん経験出来たのが良かったです。

一度、子どもが咳と鼻水が止まらないのと、嫁の足が荒れて熱が出てしまい、初めてインドで病院に行ったのですが、こっちの人の考えでは身体の内側をアーユルヴェーダの自然薬、
外側の外科的問題を西洋医学と(全員では無いと思いますが)使い分けているのがとても印象的で、
どちらもお互いにない良いところがあるというのを感じるとても良い経験になりました。

4年振りにタイのチェンマイに来たのですが、あまりの変わりように時の流れの早さにはびっくりです。
それでも一本裏道に入れば、変わらない景色もたくさんあるのですが。

今回の旅で感じたこととして大事なのは、共存、共生、調和ということ。
世界は美しいところで溢れている。
そんな美しいところを少しでも多く残しておきたい。
植物や資源、この地球というものに対して数限りあるものという認識を少しでも早く自覚しないといけないな感じました。
自分たちが生きている間のうちは大丈夫だろうと問題を先延ばしにしていると
そのツケは自分の子どもやその子どもの代にまわってしまうということ。
未来は一人一人が作る、そして何よりも大事なのは子どもたちに対してその未来の基盤を残してやること。
大切なのはそんなに難しいことではない。
シンプルに。シンプルに。
そんなことを今回の旅で感じました。

肝心の買い付けは非常に納得いく内容となったので、
これから立て続けにある作品展にてお披露目出来ればと思います。
ふとアクセサリーを作り始めた時から今に至るまでの道のりを振り返ってみたのですが、
このアクセサリー製作によってものすごい数の人たちと出会うことができたことに改めて感謝したいと思います。
ほんと色々な人の助けや出会いによって今がある。
これからも少しでも多くの人と出会えるように、
そして手にとっていただけるようにアクセサリーを日々丁寧に作っていきます。

yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

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