オカシイことにオカシイと言えないそんな社会の方がオカシイ

 

 

大将こと佐々木雄一が宮城に帰ってしまった

 

それと同時に東京からアルミ作家の永瀬二郎がやってきた

 

偶然時間が合ったのでみんなで昼飯を食べにいく

 

みんな人見知りなんだけど人見知りの面白いところって人間観察力に非常に優れているという点で人と同じ見方をしないんですよね

 

作り手のことを根掘り葉掘り掘り進めていくとどこを切ってもあらゆることに関して持論が出てくるから面白い

 

その考えの深さゆえに物作りに向かわせるんだろうなぁ

 

感覚を言語化したり映像化したりと頭の中で思い描いてるイメージを現実化するための手段はみんな違うしその中でも得意不得意もあると思う

 

ここでもどっちが良いとか悪いとかじゃない

 

持ってる能力の違いを楽しむことが良いのだ

 

得意な部分を伸ばしたり苦手な部分を挑戦したり

 

できることを少しずつ増やす

 

一点特化型はそれはそれで武器になる

 

それを横展開した時にどう応用が効くかは楽しみですよね

 

可能性に蓋をしないこと

 

これは絶対に大事なことで

 

底が見えないくらいに深い

 

その中を潜っていくのってものすごく怖いし

 

手探りでこれ以上先に進んでいいのか不安にもなる

 

でも一度潜ってしまえばあらかた身体は覚えているもので

 

前潜ったところまではなんとか辿り着ける

 

そこより先を目指せるかどうか

 

その先こそが未知の領域

 

そこに行くのは正直怖い

 

今の自分じゃ到達するには早いしまだ未熟かもしれない

 

でもそこに行こうとする姿勢がないと今より深いところにはいけない

 

その結果現状維持の毎日になってしまう

 

何も代わり映えしない生活

 

そこの楽さに安住してしまう

 

それはそれでいいですけどね

 

選択肢の一つだと思うし

 

そこに幸せを見出すならそれも一つの幸せの結果だろう

 

でも自分はその深さを追求してる人が好きで

 

そんな人たちの考えこそ知りたいと思っている

 

自分の考えでは到底及ばない

 

そんな思考体系持ってるんだ!って人が面白い

 

人の持つこだわりに触れること

 

文章を書くでも声でも踊りでも自分を使った表現をしている人というのはとても魅力があるんですよね

 

変わった人たちに逢いたい

 

価値観を崩壊させてくれるような存在

 

あまりの深さの表現に溺れそうになる体験と出会いたい

 

その為にも蓋をしないことは必須ですね

 

こだわりの強さが外向きになると面倒臭い奴になるからそこだけは注意っすね

 

他者に強要してしまうと圧力になりかねない

 

そこを居心地いいと思うのか

 

居心地悪く感じてしまうか

 

それはその人の経験次第だろう

 

なんで居心地を悪く感じるのだろうか?を噛み砕くと分解した要素が見えてくる

 

居心地の良さも同様だろう

 

徹底的に観察し続けるしかないんだな

 

内省の道は果てしない

 

外側には表面という限界がある

 

内側はどこまで行っても無限に続く

 

それこそが人体宇宙と呼ばれる所以なのだろう

 

それを考えると生きることは奇跡のようなもの

 

一つ一つに感謝しか生まれない

 

様々なご縁によって人生は構成されて行く

 

ご縁を活かすも殺すも自分次第

 

一期一会と思って今と接しないと一瞬で過ぎ去っていく

 

この近代というのは老子や仏陀、キリストやアッラー、インドの神々の教えを何もアップデートできていない

 

ある観点から言うと退行を辿る一方ともいえる

 

先延ばしにして決定権を他人に委ねて責任を取らない

 

汚染水が今どんどん海上に垂れ流しにされている

 

その後のことなんて誰も解りやしない

 

数年後生態系が崩れて魚類が食べられなくなっても気にもならないのかな

 

そうなるとも勿論限らないのはわかっている

 

そんな危うい均衡の中でギャンブルみたいに決めるのってそれはオカシイ

 

研究者たちは何を研究しているのか

 

エビデンスの取れないことを世界中の海にバラまいて本当にいいのか?

 

そんなことを一人で吠えても遠吠えにもなりやしない

 

考えるだけ無駄とは思いたくない

 

オカシイことにオカシイと言えない社会の方がオカシイだろう

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす

 

難しい問題ですよね

 

未来を考えて今の行動を選ぶこと

 

子どもや孫世代にどんな未来を残せるか

 

今さえよければの短絡思考だと解決を先延ばしにする一方

 

大きいを求めても変わらないからこそ小さい動きを止めない

 

それしか今考えられる道はないのだ

 

いびつ店主 佐々木雄一展はまだまだ続きます

 

展示期間中は休みなく開けているので普段なかなか来られない方々も是非遊びに来てくださいね

 

今日も手を動かしていきましょう

 

最高な一日を

 

 

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◯ いびつ 展 ◯
2021年4月17日(土)-4月24日(日)
※期間中休みなし

作家在廊日
17日(土)・18日(日)

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🐃うつしきwebsite更新ごと🐃
日記「インタビューの旅路より」
商品「いびつ 佐々木雄一展の作品を更新
商品「福村龍太の作品を更新」
商品「督田昌巳の作品を更新」
商品「太田 美帆 アルバム『 嬉 々 』予約受付開始
映像「いびつ展 作為と自然のあいだ
日記「焦らず急げ
日記「いびつ展のご案内
対話「佐々木 雄一 [ 前 編 ] 」
対話「太田 美帆 」
商品「yasuhide ono 」

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yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono