スタイルとファッション化

 

 

朝からどっぷり土に触れる時間

 

土に種を蒔く

 

水と光と土中の虫や微生物の力などの様々な要因によってそれが発芽する

 

成長し花を咲き実を結ぶ

 

ごくごく当たり前のことと言われるかもしれないが

 

その実態がどのようになっているものなのか

 

自然は無条件に与えてくれる

 

自然との共存共生を無くして人は生きられない

 

これだけは確実なこと

 

植物に光合成してもらわないと酸素ができないだろうし

 

食の観点からもそうだろう

 

この先自然との共生をどのようなスタイルで提案するのか

 

ここが一つの鍵になってくるだろう

 

スタイルなんて書くと薄っぺらく感じるが

 

世の大衆に浸透するには一度ファッション化させることがなんでも早かったりする

 

ファッション化と書くとまた語弊がありそうだから注釈しておくと

 

歴史を振り返ると風土というのがあり

 

地域によって異なる特色をもった環境としての自然

 

いわゆるメディアの無かった時代に

 

あの人の着こなし格好良いねとそれを真似る人が出てきて

 

それがその土地に根付いて定着する

 

その時代はもう少し機能性だったり利便性に追求したものだろうけど

 

これが地域性でありその土地のファッションとなる

 

今でこそ多様なメディアによってどこに誘導されるかという流行の押し付け

 

この誘導に乗らないように気をつけつつ自分のスタイルを探し続ける

 

何百年と続いた和服という日本の伝統衣装から洋装が入ってきた明治維新ごろ

 

寅さんとか今見ても粋で格好いいよな

 

今和服をきていたらあいつ何?!と振り返られることだろう

 

海外を旅する中で民族衣装に身を包む人を前にみんなカメラを向けるように

 

その人たちにとっての普通が圧倒的多数の眼に晒されることによって

 

普通が逆転してしまうことになる

 

これがいわゆるグローバリゼーションの一つの弊害

 

民族性、国民性を排除するような思想

 

数年前と今でも加速度的に変わっている

 

インドの都市部なんかでは若者はもうサリーなんか着てなくて

 

みんなTシャツにデニムだったりする

 

ここでもう一度ファッション化について

 

ファッション化させることの良い面として

 

浸透スピードと定着率が高いことにあると思っていて

 

世のためにいいことがあるとする

 

例えばパタゴニアなんかの取り組みだったりそうだろう

 

その一つの企業やブランドの理念が良いものであれば

 

それを購買することで応援に繋がる

 

それでパタゴニアの理念に共感する人が生活意識を同じように改善を心がければ

 

いい連鎖が生まれることになる

 

その連鎖を作るのにはファッション化させることは

 

ファッション化=拡めるというツールとして効果的な手段だと思う

 

自然を大切に!!と冴えない格好をした環境保全活動家が言ったところで説得力がなかったりする

 

これをお洒落な人が言うだけで説得力が変わってくる

 

人は見た目が9割なんて本が数年前くらいに流行ってましたけど

 

じゃあそれを利用する手立てはないでしょ?

 

なんでもプラスになるように使えばいいじゃないですか

 

ここで自然との共生をどう打ち出すべきなのか

 

意識レベルの向上も大事になってくる

 

近年キャンパーが猛烈に増えたことによって

 

キャンプ場や川や山でのゴミ問題が一部で嘆かれている

 

流行りによっての表層的な面だけで捉えるのではなく

 

その内包しているあらゆる側面まで感じ取る感性を築くことは超大切

 

こうした全体的意識レベルの向上によって

 

最高な世の中が形成されていくと勝手ながら思っています

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす

 

朝の子どもたちを送り出すまでが戦場っす

 

今日山香から八木さんが第一陣の搬入をしてくれるとのこと

 

楽しみっすね(о´∀`о)

 

空間が出来上がるまでを勉強させてもらいます!

 

今日も最高な一日を

 

 

 

 

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山形ビエンナーレ2020 映像作品とトークの配信が昨日終わりました 観ました〜というありがたいメッセージに感謝しかないです 山形ビエンナーレHP又はyoutubeいのちの学校チャンネルから両方の配信をご覧頂けます 少しでも多くの方に観て頂ければとてもとても嬉しいです 今回参加ご協力頂いた尊敬するみんなに心から感謝を 上映作品 「土 身体 宇宙」 監督 = yasuhide ono 撮影・編集 = 小田 雄大 上映時間=20分 出演 = i a i/野 原/笑達・川井 有紗 音楽 = CANTUS / 太田 美帆 @_____i_a_i @__nohara_ @syotatsu_andnigaoe @kawaiarisa_ens @ura.cantus @_______oda

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yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono