身体と思考を切り離さない肚の声を考える
肚の声についてずーっと考えている
肚、丹田
なぜここが重要視されてきたのか
武術でも肚を大事にすることをとにかく言われている
切腹というのも日本人は肚に命が宿るとずっと考えていた
というのも女性の胎内で赤ちゃんが大きくなるのもこの場所なので理屈に筋は通っている
命の起こりは肚から始まる
まずはここを基本軸で考えてみる
思考優位になるとなぜ危ないのか?
第一に身体と思考が切り離されてしまう
昨日のうつしき体育の時間に飛び込み前転をみんなでしたときのこと
普通の前転はみんなできたのに目の前に障害(椅子)を置いたところその障害を超えなきゃといきなり怖さが増す
みんなの反応が面白い
冬休み中の長男坊は思考と身体が切り離されてないからすぐできる←基本子どもはみんな
でも大人たちは頭ではわかってるんだけど実際にやるとなると身体をどう動かすんだっけとあたふたしてしまう
あれ?自分の身体のはずなのにその身体きちんと乗りこなしてる?という状況をみんなが目の当たりにし実体感を持ったことは思考重心から抜け出す第一歩
陰陽の法則はこの思考と身体の関係にも置き換えられると思っている
頭と心臓、理性と精神 – 自我 – これを上部とし、天につながる
腹、肚 – 無我 – これを下部として、根源的生命、そして大地につながる
まずは何にせよ土台となる下部が大事
どんなに立派な建築だろうと基礎が抜けてたらすぐ壊れてしまう
何事も根幹がしっかりしていないとちょっと押されただけなのにグラついてしまう
人における根幹は足であり、腰、下半身がしっかりしていること
そして上半身は背骨を通じて頭蓋骨が乗っていることを考えれば姿勢の重要性が見えてくる
ここをチャクラ(氣)が通るといわれているもの
太陽神経叢 solar plexusって聞いたことありませんか?
宇宙の中心を太陽とするならば人体の中心は肚になる
それぞれ合う合わないのフィット、ノンフィット
肚で感じられるようになることでこの辺の自分に合うという感覚が精査されていく
頭で考えるより肚に忠実であること
老荘思想でも道に通づるには思考と体を分離してはいけないとされている
デュルクハイムの「肚- 人間の重心」やオリバーヘイゲルの「弓と禅」
開国後の日本の肚中心社会を西洋に伝えた二人の考え方は今の近代化した日本人にはまさに響くと思うんですよね
1900年初頭の当時のヨーロッパの思考によって練り上げる世界
その結果が二度における世界戦を引き起こしたともいえる
人の頭で考えられた統治システムから何にも依存しないような一人一人が自立した世界を目指さないと現代においての発展はテクノロジーによる管理社会の到来が起こってしまう
顔認証、指紋認証と全てのデータは管理されてしまっている
その先に想像しうる未来は避けたいなぁ
じゃあ、そうならない為にもそれぞれ身体を見直していくしかない
身体は生まれた時点で与えられた唯一の皆が共通して持つ資本そのもの
そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす
身体の持つ可能性をもっともっと感じたいと思っている
昨日のうつしきオンラインでの作品更新覗いていただいた方々ほんとありがとうございます
次の満月まで掲載中です
STARDUSTでの展示は残すところあと二日
時間はあっという間に過ぎていきますね
それぞれの今を笑顔で過ごしましょう
今日も最高な一日を