情報デザイン(なんやかんやデザイン全域)について その弐
今日は昨日に引き続き情報デザインについて書き進んでいこうと思います
デザインには専門領域がありながらもそれが領域を超えて作用することも多いので考えることが非常に多いともいえる
考える上で人の活動とデザインの要因を一度分けて考えると理解しやすいです
僕の場合アクセサリーという作品を作る作家であり、一部作業工程を職人さんにお願いする上でプロダクトデザインの分野にも関係してくる
身に付ける人にとって着けていてストレスがないかとか、自分から見た時と人から見られた時の印象を考えたり、少しでも長く着けてもらいたいという作品の寿命についても考える
奇抜なデザインだと流行に合えば広がるけど流行が過ぎてしまえば飽きられるというのを考えると作品自体の寿命は短いと考えられるますよね
情報デザインの場合だと人の活動の目的を分けて考える
インフォグラフィックスを東京藝術大学のデザイン科の須永教授の資料より参照して制作してます
活動による目的があってそれに伴う「身体の道具」と「言葉の道具」のデザインが必要となる
これを大きく分けて「身体の道具」=「物質」と「言葉の道具」=「情報」として考えてみる
もちろん物質に情報は内包してるので今は説明のため切り離してます
1980年代頃まではこのプロダクトの働きを成す構成要素の比率は「物質8」対「情報2」であったが今は「物質2」対「情報8」と反対になっている
物がまだ存分に行き渡ってない時代と物で蔓延している今の時代を考えるとたったの40年でこんなにも変わるんですね
この推移を考えると物の価値より情報の価値が圧倒的に高くなったとも言える
だから情報格差が叫ばれる原因はここなんです
一方的に受動する情報にはあまり価値がないともいえる
時代性を知る上ではありっすけどね
そして物質と情報を統合的に扱うことが「メディアのデザイン」となる
メディアにも色々な種類があってテレビもラジオも新聞も雑誌もインターネットで見れるホームページからSNSなど幅広い
人工物の物質のはたらきは人間の身体活動とその結果である外界の変化を「媒介」する役割をもち、人工物の情報のはたらきは私たちの情報コミュニケーション活動と外界の変化とを「媒介」する役割をもっているととらえた
デザインする対象を媒介(メディエイト)する役割のかたち
かかわり合い=「インターフェイス」とみなした
情報デザインの基本コンセプトとして「メディアとインターフェイス」を学ぶことがあげられるのです
お店(メディア的側面)を運営していると色々な人とのかかわり合い(インターフェイス)がある
お店の中での動線を考えることもそうだし、ディスプレイの仕方もそうだし、どんな作家さんの作品やブランドを扱ってるかなどあらゆることが複雑複合的に関係しているんですよね
お店を一つの有機的コミュニティとして考える中でコミュニティデザインも一種の情報デザインの一環だし、子育てをする上での教育にも教育環境を考える上で情報デザインといえる
もともとデザインは技術と密接に関係してきた
装飾を源流とする応用美術とは一線を画すデザインの誕生を促したのは技術である
かつて未開人は技術を自分たちの創意とは考えなかった
そりゃ必要に駆られて作る鏃や鍬なんかの道具を作るのに創意とは思いませんよね
古代や中世になると技術は逆に特定の個人の能力に限界づけられてしまった
近代の機械技術は職人の技能とそれを補助する道具の限界を超えて私たちの生活を大きく変えた
今はそこから更に速度が上がった世界にいるといえるのです
そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす
全然うまくまとめきれなかったなぁ。。
生活とデザインは切り離して考えられないってことが少しでも伝わって頂けると幸いっす
自分がガラスのコップを作るとした時にどんなカタチにするか?
厚みは?形状は?口当たりは?
なんかのことを日々考え続けると面白いっすよ
プロダクトデザインの中にも無数の情報が隠されている
その制作者の意図を知るのも勉強になる
すごい広い内容を数千文字で伝えられるわけもなくこれからも言葉変えながら今後も伝えていければと思います
さぁ今日もコツコツ手を動かしていきましょう
最高な一日を