表層と本質の交差点
まだ旅の余韻の中を漂っている
一つ一つ見てきたものを自分の中に落とし込む
貴重な時間であり体験だった
美を追い求めたい
いつだってそこが研究すべく命題の一つ
果てしなく長い道のりだってこと
それだけはわかってる
表層と本質の交差点
過剰な生産と消費の繰り返し
この先も変わらずこれを続けて良いのだろうか?
90年代は確実に地方と都市部の情報に対する差が生じていた
東京から地元の友達の兄ちゃんが休みなんかで帰ってきて
東京の話や着ている服や音楽に耳を傾けていた
これは一地方に住んでたリアルな実体験
でも、それも日本の中だけの話であって
肝心の東京はそれをパリやニューヨークなどの海外のシーンからの影響が強かったに過ぎないということに今は気づける
高校卒業して東京に行って住んでみて
そこから海外を少し周っていくうちに
日本という国はどんななんだ?という国民としてのアイデンティティを問われる質問が増えていく
日本という国に住んでいるのに自分の国も知らないのでは問題があると思い歴史を勉強する
今ではこの国の本当の意味での面白さというのに気づくことができてよかった
その反面にいいところが見えると反対に悪いところも見えてくるという強烈なアンビバレントな感情を抱くことになる
それが表層と本質の問題の話にまた戻ってくる
僕が思う表層とは田舎の特産物を今っぽく小洒落たパッケージを施すことと書けば伝わるだろうか
本来その物が持つ魅力があるからこそ特産物として成立していたもの
もちろん意匠を変えることによってより若い世代にも伝わり拡まるというのはいい効果だろう
でも本質はそのものの味やそこでしか採れないこと自体な訳であって
これをファッション業界のモデルに置き換えると非常に難しい
半年という消費期限が付くとどうしても売る側もいつまでに売らないとという考えになってしまう
消費者側も飽きたら売ろうという発想になる
それでセカンドハンドの市場は爆発的に伸びましたよね
じゃあ問題を解決する糸口は過剰なまでに作りすぎ問題というのは一つある
でもそれぞれに生活があるからその後の行き先をどうこういうのも違うのであって
それでも長く使って欲しいものやずっと手元において欲しいものを選び扱っている
だから背景を気にするのはものすごく重要
利便性の追求や功利主義的な考え方だったり利益優先の思考だとどうしても表層を担う思考回路に陥りがち
頭のいいビジネスパーソンなんかは感情を切り離して数字だけで見る人が多いのはこの思考回路をしてるからだろう
人類みんながみんなより多くを目指す先には枯渇しかない
できれば少しでも多くの人の幸福量が増えるに越したことはない
どれだけ物やお金を所有してもあの世には持ってはいけないのだ
もちろん高い目標を持って突き進んでいくのはいいことだろう
水平思考には成長が生まれにくい
これに関してはあくまで精神性の話です
できるだけ遠いところに旗を掲げて地道に進んでいく
そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす
今日から宮城からいびつ店主 佐々木雄一がやってきます
三日間のプチ合宿が始まりますよ
これから展示のディスプレイを進めていきます
革作品、ヨーロッパ古着を染めてリメイクしたもの、そして東北の古道具が織りなす空間はどんなになるのかなぁ
自分たちも楽しみです!
さぁそれぞれの目の前のやるべきことをコツコツ進めていきましょう
最高な一日を
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◯ いびつ 展 ◯
2021年4月17日(土)-4月24日(日)
※期間中休みなし
作家在廊日
17日(土)・18日(日)
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🐃うつしきwebsite更新ごと🐃
商品「太田 美帆 アルバム『 嬉 々 』予約受付開始」
映像「いびつ展 作為と自然のあいだ」
日記「焦らず急げ」
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対話「佐々木 雄一 [ 前 編 ] 」
対話「太田 美帆 」
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