対バンの前座でメインを喰ってやろうとする姿勢が好き
春は曙、やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
平安時代に清少納言によって書かれた枕草子
1000年という時を軽々超えて残るものってすごいですよね
現存する随筆や和歌、唄、短歌や俳句といった情緒を表したものに触れると日本人の感性の豊かさってすごいなぁと改めて思いますよね
僕の尊敬する人の一人で松尾芭蕉がいる
日本中を旅しながらたったの17文字で人の心を揺り動かす
芭蕉は当時でいうと立身出世といった既存のレールから外れるある種世捨て人のような生き方
どこまでいっても枠が制定されてしまう世界から飛び出すのってどの時代でも相当勇気がいる
俳句のようなある種の季語や文字数といった制約があるからこそ
全部を語り切らない聞き手側の想像力を掻き立て
それが芸術的なまでに深い奥行きを作り出す
現代でいうところのラッパーやリリシスト、詩人のように言葉を巧みに操る存在
連歌なんてまさに当時のフリースタイルバトル
俗も雅もその両極を知るからこその深み
日常と旅の境界を取っ払う
経験値もその人の居るステージによって変わってくる
街中でのサイファーと日本武道館のステージの違いを考えると緊張で震えますもん、、
自分のステージを高めていかないと居心地の良いところに居着いてしまう
そこに精神的な成長は伴わない
無理してでも難しい方に行くことによって精神力が養われる
地に足がついた上での背伸びは大事っす
それが地に足ついていない妄想だけだと浮世離れしていくから注意が必要
対バンの前座でメインを喰うような姿勢って好きなんですよね
それでも前座にゃ負けないとメインの底力を見せつけるある種の対等な関係性をどこまでも求めてしまう
そこはお互いの成長関係にあると言える
身近な例を出すと作家自身に力があればお店が間に入る必要なんてこの先なくなっていく
貸しギャラリー借りて自分で展示を開けば場所代だけで済むんですよね
じゃあお店の力はなんなのか?
これから求められるのはそこにある
もちろん立地や広さや雰囲気などの要素は加味されるのだが
そこに常連さんやファンがどれだけいるのか
個人が際立った上でプラットフォームになれるお店は強い
今までは使い勝手の良さを追求した無臭なプラットフォームが強かったけど
この先は独自色の濃い方が残るんじゃないのかなと思っている
やってくださいという関係からここでやりたいという自発的な動きが出てくればもっと面白い世界になるのでは?
特殊性と専門性の追求こそが他にはない一種の武器にもなりうる
この特殊性が一つの鍵だと思ってる
特殊性には正解がない
複雑系だし長所でもあれば見方を変えると短所にもなり得てしまう
人によってはバチコンどハマりするし
人によっては拒絶すらしてしまう
万人ウケのアイドル時代の終焉
でも俗はどこまでいってもついてくる
大きく跳ねるとその反動もいずれ出てくる
苦楽は円環の中でいつも繋がっている
回り回ってその境を超越できるかどうか
ある種無視するのも大事だったりするのかもしれないっすね
そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす
ほんと毎日よく書くよなぁ
自分の周りに無数な言葉の包囲網を張ってるイメージなんですよね
まぁもう少し続けていきたいと思います
えみおわす展期間中は休みなしでの営業ですので普段なかなか来られない方も是非遊びにいらしてくださいね
うつしきオンラインでのyasuhide ono作品更新は明日3月24日12時に15点更新します
3+2+4+1+2+1+5=18
1+8=9
数字の持つ力にも光も闇もある
人間の中にはその両方が内包してるから極に振れないように如何なる時も中庸を目指す必要がある
さぁ今日はどんな一日になるのかなぁ
コツコツ手を動かしていきましょう
最高な一日を