暮らしの中の美の追求と日本をもっと深掘りたい
島根から七時間の移動の末
初めての美山来訪
コズミックワンダー主宰の前田征紀さんの待つ「竜 宮」へ
古い茅葺き屋根の家を改装した細部の隅々まで行き届いた美意識に圧倒される
暮らしの中に徹底とした美が詰まっているとはこういうことなのだろう
暮らしにおける解像度がまた一段と上がった気がする
実際に足を運んで眼で見て体験しないとその細やかな配慮には気づくことはできない
うつしき撮影部隊の二人は緊張のあまりに血の気が引いていくのが横目に見える
その気持ちすごくよくわかるよ
何を言葉にしても無力化されてしまうような見透かされた感覚
この先そういう現場をいくつもくぐり抜けて自分たちの活動の糧にしていくことが成長に繋がっていくのだ
肝心の撮影は最初の方は雨や風が強かったりしたのだが
進めていくうちに晴れ間が見えてドローンでの空撮もなんとか撮り終えれたので一安心
映像にはとにかく素材が必要なのもあって撮れ高はかなり重要である
インタビューも今度の展示についてや今後の活動についてなどの今の前田さんの考えを聞けたのでかなり面白い内容になりそうです
乞うご期待^^
かやぶきの里を歩く中で日本の歴史や民俗学であったり、昔の建造物を後世に残すことの意義を大きく感じる
もっと根底から日本の美意識や伝統、歴史をふまえた上で何ができるかどうか?
他国の価値観を押し付けられてそれを受け入れられる日本は物凄く柔軟である
でも世界一長い歴史を持つこの国は掘れば掘るほど面白いと思ってしまう
建築やファッションも自国の中での独自発展を今見直してもいい時期なのではないだろうか
アメリカやヨーロッパの価値観や文化を模倣する時期は脱してもいいんじゃないのかな
もちろんそこをうまく取り入れて調和させるのもありだと思うし
今このブログを書いている旅館の部屋の畳のいぐさの匂いと障子越しの朝の光がとても綺麗だなぁと感じれる
五感で感じるどこかしらの懐かしさだったりというのはDNAレベルで刻まれているのかもしれない
紙と木と土で構成される昔ながらの日本家屋
そこで四季の移ろいを感じながら暮らすのはなんか想像するにとても豊かなんですよね
囲炉裏に灯した火を囲んで食べたり話したり手仕事をする
本来みんなが当たり前のようにしてたこと
あっ、当たり前っていう概念はやっぱ危ういなぁ
数十年もすれば当時の世相の当たり前が当たり前なんかじゃなく絶滅危惧種になっている
僕らがお店を通して伝えていきたいことの根幹はその作り手の素材や製法にまでこだわってできた作品を知ってもらいたい
大企業よりももっと個人の活動を拡められるように力をつけたい
微力ながらもコツコツと発信し続けるしかないと心に刻み込む
そんなこんなで普段なら子どもたちを起こす時間でーす
今日はこれから移動して三重県に向かいます
COSMIC WONDERの衣の藍染の現地取材です
その後福岡に戻らねばを考えればやるしかねぇモードに突入ですね
でもやることがあるってほんと幸せだなぁとつくづく思う
今日もコツコツと動いていきましょう
最高な一日を
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◯ いびつ 展 ◯
2021年4月17日(土)-4月24日(日)
※期間中休みなし
作家在廊日
17日(土)・18日(日)
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🐃うつしきwebsite更新ごと🐃
日記「焦らず急げ」
日記「いびつ展のご案内」
対話「佐々木 雄一 [ 前 編 ] 」
対話「太田 美帆 」
映像「いびつ展 作品が映すもの」
商品「yasuhide ono 」
商品「COSMIC WONDER “Days of light” 」
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