価値観が揺さぶられるものに出逢う

 

 

最近ハマってるものの一つにピース又吉のyoutubeチャンネルがある

 

特にインスタントフィクションという400字の創文からあそこまで深く読むかと感嘆すらする

 

小説や本の読み方も人それぞれ違うけど又吉はちょっと次元が違う

 

そこから気になって超超遅ばせながら芥川賞を受賞した「火花」を一読する

 

初めから最後まで止まらんかった

 

賛否があるのはどの分野でもどの作品でも一緒

 

この中で書かれているお笑い論=表現論はどの分野にも当てはまる突きつけられた命題のようなもの

 

ここに赤線引いた箇所を少し参照する

 

「平凡かどうかだけで判断すると、非凡アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで、反対に新しいものを端から否定すると、技術アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで両方を上手く混ぜてるだけをよしとすると、バランス大会になり下がってしまわへんか」

 

「一つだけの基準を持って何かを測ろうとすると眼がくらんでまうねん。たとえば、共感至上主義の奴達って気持ち悪いやん?共感って確かに心地いいねんけど、共感の部分が最も目立つもので、飛び抜けて面白いものって皆無やもんな。阿呆でもわかるから、依存しやすい強い感覚ではあるんやけど、創作に携わる人間はどこかで卒業せなあかんやろ。他のもの一切見えへんようになるからな。これは自分に対する戒めやねんけどな」

 

「論理的に批評するのは難しいな。新しい方法論が出現すると、それを実践する人間が複数出てくる。発展させたり改良する人もおるやろう。その一方でそれを流行りと断定したがる奴が出てくる。そういう奴は大概老けてる。だから、妙に説得力がある。そしたら、その方法を使うことが邪道と見なされる。そしたら、今度は表現上それが必要な場合であっても、その方法を使わない選択をするようになる。もしかしたら、その方法を避けることで新しい表現が生まれる可能性はあるかもしらんけど、新しい発想というのは刺激的な快感をもたらしてくれるけど、所詮は途上やねん。せやから面白いねんけど、成熟させずに捨てるなんて、ごっついもったいないで。新しく生まれる発想の快感だけ求めるのって、それは伸び始めた枝をポキンと折る行為に等しいねん。だから、鬱陶しい年寄りの批評家が多い分野はほとんどが衰退する。確立するまで、待てばいいのにな。表現方法の一つとして、大木の太い一本の枝になるまで。そうしたら、もっと色んなことが面白くなんのにな。枝を落として、幹だけに栄養が行くようにしてるつもりなんやろうけど。そういう側面もあるんかも知らんけど、遠くからは見えへんし実も成らへん。だから、これだけは断言できるねんけど、批評をやり始めたら漫才師としての能力は絶対に落ちる」

 

発想の善し悪しが、日常から遠くへ飛ばした飛距離でもなく、受け手側が理解出来る場所に落とす技術でもなく、理屈抜きで純粋に面白い方を択べとする感覚的なものによるならば、僕は神谷さんに永遠に追いつけない

 

面白いっすよねー

 

そりゃこんなに売れてるわけだしもっと早く読めばよかったわ( ´Д`)y━・~~

 

これらをきちんと言語化し自分のスタンスを見極めながらみんな表現し続けているんだよなぁと脱帽する

 

世界がどう見えてるかなんてその人それぞれ違っているという事実を忘れてはいけない

 

保守があれば異端や革新もあるわけで

 

保守があるから異端が際立つともいえる

 

でも異端はキワモノだから業界の保守層からは嫌われる

 

その嫌われ役をまっとうすることが出来るかどうか

 

役になるとピエロでペルソナになってしまう

 

なので大切なことって素の自分で居られるかどうか

 

作ってる自分ってどこか違和感があるもの

 

じゃあ本当の自分って?

 

ここを深掘りしすぎると自分探しの旅に陥ってしまう

 

表現を軸に自己を探すと途端に迷路の中

 

自分なんてねぇーんだくらいの心持ちでいいのかもなぁ

 

といいながら自分を探し続けたもの

 

器用に誰にでもいい顔になんて立ち回れないし権力に媚びたくもない

 

めんどくさい奴だけどそれが俺なんだと今では割り切っている

 

まぁね、それでもなんとか生きてきたからね

 

ゴタゴタ自分なんてもんを捨てて身体の動くように肚の声に従い手を動かすのみ

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす

 

いろんなもんに影響を受けて価値観揺さぶられ続けることってほんと大事

 

価値観が凝り固まってる人からは影響全然うけんもん

 

ぐわんぐわんに揺れ動いてその中で見出し続ける

 

いやぁ学びしかないっすね

 

毎日はあっという間に過ぎて行く

 

今日も何に出会えるか楽しみ楽しみ

 

さぁコツコツ手を動かしていきましょう

 

最高な一日を

 

 

笑達×川井有紗 作品展

 

「たまきはる」

2021918日(土) – 926日(日)

13:00-18:00

期間中休みなし

作家在廊予定

18,19 / 25,26

 

期間中の催し

 

笑達 似顔絵会 @syotatsu_andnigaoe

919日(日)、25日(土)要予約

13:00-14:00

14:30-15:30

16:00-17:00

17:30-18:00

 

○millet食事会 @jurisumioka @millet_kyoto

925日(土)、26日(日)

12時半

5000円

要予約

 

川井有紗 唄の会 @kawaiarisa_ens

926日(日)

開場 18

開演 1830

金額 2000

 

各催しのご予約は営業時間中に電話もしくはメール info@utusiki.com 宛にてお受けしていますのでご気軽にご連絡ください

 

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🐃うつしきwebsite更新ごと🐃

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yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono