あれから二年という月日

 

 

こうして文章を書くのが少しご無沙汰となってしまった

 

あれから二年という月日が経った

 

もう二年!?

 

時間は生きているとあっという間に過ぎていく

 

こっちの世界はなにか変わったか?

 

大きな世界は一変した

 

想像もしないような情報という猛威にみんなが振り回されたともいえる

 

外を見ようと思えばその巨大さゆえに飲み込まれそうになる

 

何が正しいかなんてわからないことだらけで

 

特定の情報を信じようとしても

 

その情報に対しての反対意見がそこら中にあって

 

何を信じればいいのかわからない状態ともいえるかな

 

それでも思考停止になって与えられたものを

 

疑うことなく従うこともそれはそれで怖い

 

これは今も昔も変わらないこと

 

反対にこの機会に内を見つめて充実させようとした人たちにとっては

 

足元の地盤や基礎を安定させる大切な期間だったともいえるのかな

 

そして色々な問題や悩みがそれぞれにあるんだという当たり前のことにも気づけた

 

価値観の多様性を謳ったとしても

 

受け入れられない価値観を目の前にした時に

 

どうしようもない無力感に襲われることもある

 

わかり合うというシンプルなことが

 

偏見や自己正当というバイアスが挟まると途端にゆがんでしまう

 

人と人がわかり合うということがこんなにも難しいものなのか

 

いや難しくしているのは自分の頭の中だけのことかもしれない

 

もう一つ、あの二年前から大きく変わったことでいえば関わる人が圧倒的に増えたこと

 

チームとなりそれぞれのできることを補完し合う関係

 

人が増えれば手が増えできることが増える

 

反対に薄まる何かがないかという不安も少しある

 

原液の濃さが薄まってしまわないか

 

みんな同じ気持ちでいるかどうか

 

何事に対してももっとよくしたいという気持ちが強くあって

 

その気持ちが強くなり過ぎて

 

から回って人にも同じことを求めてしまい

 

そこに軋轢が生じてしまうこともある

 

なんで自分と同じ熱量で来てくれないのか!?

 

と悩んでもそれを相手に求めると反対にエゴになる

 

それでも全ての根本にあるのは今より良くなるためには何をすればいいか

 

うつしきという場所もそうだし

 

作品のクオリティ一つ一つをとってもそうで

 

そこはレベル上げを意識して経験値を積み続けるしかない

 

熱量というのは何をする上でも大切な要素だ

 

生命体は皆カロリー(熱量)を消費することで生命活動を維持する

 

生きるということはすなわち熱運動の繰り返しである

 

熱を生み出すために食べるのであって

 

熱がなくなった状態は死が近くなる

 

これはどの活動においても置き換えられること

 

燃やし続けねばならない

 

大切な仲間であり家族のような田代沙織の死を想う

 

まだまだ背負える

 

まだまだ走れる

 

死を意識するからこそ生が際立つ

 

やれることを出し惜しみなくやるしかない

 

誰にも明日生きてる保証なんてどこにもないんだ

 

今日死ぬかもしれないと思って生きないと

 

死が随分と遠くなり過ぎている

 

汚れちまった悲しみをポケットに拾い集めて

 

生きてきた証を探し続ける

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間です

 

うつしきでの山香デザイン室小野友寛展も一昨日で終わりました

 

小野さん、そして素晴らしい食事を提供してくれたTANEの太田ファミリーに心から感謝を

 

足を運んでくれた全ての方々へありがとうございます

 

そして最後の最後まで緩めることなく自分の作品を伝え続けれくれた白日に感謝を

 

また来年に面白い試みを発表しますのでお楽しみに!

 

さて、次は和歌山ensでの展示に向けて

 

みっちり手を動かしていきますよ

 

今日も最高な一日を

 

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🐃うつしきwebsite更新ごと🐃

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yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono