2022年インド買い付け旅行記 総集編

 

 

昨日、日本に無事帰国しました

 

約2週間というインド滞在

 

ほんと色々なことがあったなぁと日々を少し振り返りたいと思う

 

最後にインドに行ったのが2020年の一月のこと

 

あれから丸二年という月日が経ち

 

その中で面白いくらいに世の中は変わったといえる

 

目紛しく変わる情勢やニュース

 

それに振り回される大人たち

 

日本人の多くは人の目が気になり

 

人のことを気にし過ぎて

 

結果それが同調圧力を生み出してしまう

 

ギスギスとした見えない空気

 

どうしてこんなにもムスッとした人が多いんだろうか

 

街を歩く人を見れば恐ろしく笑顔が少ない

 

こんなんで良いんだっけか?と思うほど

 

国の外に出てみて改めてそう感じてしまう

 

世間は変わってしまったが

 

それでも友人たちや定宿の顔見知りの従業員に会えば

 

変わらないということに心からホッとする

 

今回は本当に色々な出会いがあった

 

特筆すべきはヒマラヤ水晶

 

クオリティの高く透明度の高い水晶たち

 

今までは数ある中から特別いいものを選ぶという感じだったが

 

今回はどれもいい!!という中から選ぶという状態だったのが大きな違いだ

 

そういう出会いというのも

 

10年と通い続けてきた

 

今までの関係性の構築が全てだったと思う

 

異国に足を運んで

 

何も知らない状態から始めて

 

その人の言ってることは本当に信用できるのか?

 

というどこまでも湧いて出てくる猜疑心

 

ほんとは騙されてるんじゃないか?と思うこともあった

 

それでもその国や土地に心から信用できる友人を持てたことは大きい

 

こいつにだったら別に騙されてもいいと思える存在

 

そうした一つ一つの関係が積み重なり深まり

 

目の前のご縁を結んでくれるんだと如実に感じられた

 

どこで何が繋がってるかなんて誰にもわからない

 

だから人生ってオモシロイ

 

巡り巡って全てが自因自果に繋がる

 

帰国前のタクシー

 

いつも余裕で空港での時間を持て余していたこともあってか

 

今回はギリギリまで作業をして空港に向かった

 

それがそもそも間違いだった

 

デリー空港へ向かう途中グルガオン辺りで渋滞に捕まる

 

チェックイン時間は刻一刻と迫る

 

車のエンジンから何やら嫌な煙が立ち上がる

 

運転手が外に出て点検している

 

間に合わなかったらどうしようか

 

クレジットカードは上限マックスまで使ってしまい

 

手持ちの現金も最終日なのでギリギリだった

 

佳王理と電話で現在の状況を伝えるもできることはない

 

詰んだと思った

 

空港到着したのが約45分前

 

ダッシュでチェックインカウンターへ走り状況を説明するも

 

航空会社にとってこういうことってよくあるんだろう

 

あっさり流されてあっちで変更してこいとのこと

 

泣く泣く変更手続きをしにいくもお金はない

 

空港の微弱な無料wi-fiに繋いで

 

なんとかいつもアテンドしてくれるリキシャの友人アスラムに連絡する

 

するとお金は貸してあげるから一度ジャイプールまで戻ってこいと

 

行きのタクシーの運転手と連絡を取ってもらい

 

なんとか再会して戻るのでした

 

その日戻ったのは朝の四時

 

精神的にも肉体的にもズタボロでした

 

あれだけ別れを惜しんだ友人と歯がゆい再会

 

あぁ、これは行きの飛行機のデジャブかもしれない

 

家族との短い別れを惜しんだあの時の心理状況と似ている

 

今回の旅は行きも乗り遅れ

 

帰りも乗り遅れるという結末が待っていたのでした

 

なんとか飛行機の変更手数料、タクシー代、ホテル代のお金をその友人に借りることに

 

インドではホテルで働く住み込みの従業員などで月収約10000ルピー程度と言われている

 

インドでの都市部や企業に勤めている人でない限り職種によれどだいたいそれくらいだと聞く

 

その約3倍ほどのお金を快く貸してくれる友人

 

自分は同じように困った人が現れたら同じことをできるだろうか?

 

そのことが帰りの道中ずっと頭を離れない

 

人とのご縁

 

そして今までの関係性

 

おまえは俺の弟のような存在だ

 

だからお金に困ったなら目を瞑ってても貸してあげれる

 

それくらい信用しているとアスラムは言う

 

カルマの国で今世で返すべく大きなカルマを受け取った

 

それもどデカく死ぬまで背負っていたいあたたかいカルマだ

 

こういうことがサラッとできる格好いい人になりたい

 

社会的地位でもどれだけ富を築いたかでもない

 

それを最後の最後に体験できたことがこの旅一番の収穫となった

 

おかげさまで無事飛行機に搭乗し

 

日本に戻り隔離施設にてこれを書いているのです

 

全てはご縁でしかない

 

あぁあったかいなぁ

 

隔離期間もあと二日

 

施設自体は清潔だし部屋もヨガができるくらい広いのはありがたい

 

早速人生初ウーバーイーツで味噌汁や納豆を頼んだりしています

 

住めば都

 

結局文句を言う奴は悪いところしか見てないってことなんだよな

 

自分の心の在りようで世界の景色は大きく変わるのだ

 

だったら心の状態くらい自分でなんとかしないと

 

メンタルヘルスの問題というのはかなり根が深いと思うのです

 

人のために動き続ければ

 

自分が自分がとはならないんじゃないか

 

我欲とどう付き合い向き合うか

 

生きるとはどこまでも奥が深い

 

 

 

 

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yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono