石を選ぶときに考えること
作品展のときによく質問されることがある
この石には効力や意味がありますか?という内容だ
僕はそれをその場で伝えることはしないです
なによりも直感を大事にして生きて欲しいと思うから
もし石の意味を意識してしまうとその意味に依存してしまう可能性があるからだ
でも僕は石それぞれの意味や役割はあると思っている
太古からずっと人類と深い関わり合いがある鉱物
それがパワーストーンブームみたいなものによって意味偏重の依存型を作ってしまったのは間違いないだろう
自分の直感であっ!これ良い!と思い、選んだ後に石の名前を伝えて後で調べてみてくださいねと伝えている
要は取扱説明書みたいなもの
初めてカメラを買ったときその性能を引き出す為にみんな説明書を読むと思うのですが
それと一緒で石にもそれぞれの説明書があるんだと感覚的に思ってもらえたらわかりやすいと思うのです
原石が良いですか?それとも研磨してあるものが良いですか?と質問されることもよくある
これに関しては僕はどっちも良いと思いますよと答えている
自分自身の作品にどちらも用いています
原石には原石の力強さや儚さがある
でも研磨して初めて見える表情というのもやはりあると思うのです
人の手が加わり初めて出会える表情
それを考えるとどっちがというのではなくそれぞれの良さがあるのですと言いたいのです
一番大事なのはこれ好き!!という自分の直感
その直感で石も選んでもらえると嬉しいと思うのです
今日も直感を意識した素晴らしい一日を
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