yasuhide ono

今回のジャイプールでの滞在はいつもの定宿とは違う宿に滞在している

慣れ親しんだいつもの場所にはいつだって顔馴染みや使い勝手を知っている安心感があるものだ

だけど前回滞在の際にその宿で南京虫に刺されてしまったことや今はどんどん変化を受け入れていきたいという思いもあって違う宿に決めた

家族経営のここはbooking.comでも評価が高く前の宿からも近い同じエリア

だけど一本筋が違うだけなんだけどメインの道路から更に奥まり静かで居心地が良い

朝ごはんは宿の食堂でインドの定番朝食を食べる（かなり旨い）

ここでインド人の宿泊客の青年が話しかけてきた

日本人の宗教はほとんどがブッディストなのか？と初対面の挨拶のあとすぐ話す言葉がこれかと言う内容だった

自分の知ってることや自分は無宗教だけど仏教や神道、アニミズムに興味があるよと伝えるとそうなんだという

丁寧に応えたからなのかそれからもすれ違う時に挨拶を交わすようになった

石屋と工房を巡り夜遅く宿に戻る

ほっと一息いれるためバルコニーに出る

そのバルコニーは二つ隣接する部屋が共有して使用するかたちになっているんだけど

そこに朝話したインド人の青年が座りながらウイスキーを飲んでいた

やぁこっち来なよと誘われてウイスキーをいっぱいもらうことに

隣の部屋に滞在する彼の名前はUDAYと言う

33歳と歳も近くsamsunやnokiaといった会社で働くIT系の青年

彼の考え方や人生観、親や兄弟に対しての感謝や働き方、お金についてやインドについてなど

すごく共有出来る感覚があり初対面とは思えないくらい話が盛り上がる

人のために何か出来ればいいなというUDAYのピュアな想いが聞いていて気持ちいい

最終的にキングフィッシャー（インドのビール）８本

ウイスキー１本を二人であけまた明日なんて言って寝る

そして二夜連続同じように飲み明かすぐらいの仲となった

出逢いというのはいつも不思議なもので

こっちが閉ざしていたらその先の発展はない

あの時めんどくさい質問だなとか思って閉ざすことだって出来たのだ

でも開いていたからこそ自分と同じ感覚の人が近寄ってくる

この出逢いは宿を変えたからなのか

変化を受け入れたかはなのか

そのどちらもあるだろう

今日も変化を受けいれる一日を