昨日のミーティングから地道に伝える重要性を考える

 

 

昨日のミーティング

 

もし自分が本を出すとするならどんな本を出す?というお題

 

これをみんなに無茶振りしてみました

 

予算や価格帯や発行部数はひとまず置いておいて

 

今のみんなのアンテナがどこに向いてるのか

 

ずっと自費出版で制約の無い

 

いわゆるZINEのようなものを作ってみたいと思っていた

 

そこで今自分たちが作るならなに作る?を考えてみる

 

僕の中で本作りで参考にしている人で

 

編集の都築響一さんがいる

 

彼の作る本の題材の偏愛っぷり

 

その一つをよく掘ったなぁと畏敬の念を覚えてしまう

 

今、何かをつくる上で偏愛はキーワードの一つ

 

愛の無いものづくりはこの先淘汰されてしまう

 

それがたとえ偏っていたとしても構わない

 

偏りがあればあるほど人と違うことになる

 

年に一回くらいのペースでそういった無茶振りを形にするということをやってみたい

 

人は何か新しいことに挑戦しないとどんどん脳が退化してしまう

 

今何を題材にしてどんなサイズや編集で作るのか?

 

何年も先に読み返した時に古びてないものとは一体何か?

 

常にアンテナを磨いて置かないと大切な情報がこぼれ落ちてしまう

 

根っからの貧乏性なのかそういったことを勿体無いと思ってしまう性分

 

今新鮮なものと何年も先に見返して残るものは違う

 

じゃあ何を対象にすべきか?

 

そこが大きな鍵になる

 

今山形ビエンナーレの映像を絶賛編集中

 

どうまとめるのがいいのか

 

どうすればよりみんなの活動が伝わるのか

 

何をみんなは観たいと思うのか

 

今2、30分という貴重な時間を割いてまで

 

最後まで飽きないで観たいと思ってもらえる内容とはどんなものか?

 

この先も続いていくみんなの活動

 

何年も先に振り返った時にこの時話してくれたことがどう映るのか

 

作り手の思いや気持ちの全てが伝わるなんて思っていない

 

むしろ感じ方や捉え方がみんな違うからこそ面白いのだ

 

その中でもみんなに刺さる部分というのもあるように

 

ジブリ映画とかみんなの心に残ってるでしょ?

 

親の世代、自分の世代、孫の世代といった具合に

 

三世代にも渡ってその魅力が受け継がれている

 

そういったものってすごいですよね

 

超大量コンテンツ時代

 

その過渡期とも言えるような今

 

作品の寿命を作り手は考え続けなければならない

 

消費サイクルに乗らないものつくり

 

一種のブームのようなものを作り出すことはできたとしても

 

ブームをブームで終わらさないようにしなければ

 

何十年も食べて生きていかなければならないみんなの生活

 

心の底から作りたいと思えるものはなんなのか

 

日々模索し続けばければならないのです

 

ほんと血に汗流して作ったものが観てすらもらえない時代でもあるんです

 

作品作って展示をしたとしても足を運んで観てもらえなけれな意味が無い

 

そこに足を運んで手にとって購入してもらってこその評価でもあるのだ

 

音楽も映像も大量に溢れているこの世界

 

作家やお店がSNSとかやって必死だねぇという人がいるということを聞いたことがある

 

いやいやむしろSNSとか無料で観てもらえるツールをなんで真面目に使わないの?と思ってしまう

 

だって始める前の条件はみんな一緒でしょ?

 

作り手は作ってるだけで良いというのは悲しいことにもう時代が変わってしまったのだ

 

むしろより深い部分まで伝わる時代でもあるのだと個人的には捉えている

 

あえて時代の逆を狙う何もやらないアングラを攻めるぞというのも一つの手なんだけどね

 

それすら戦略や攻め筋になってしまうんですよ

 

うーむ、難しい。。。

 

純粋にいいものを伝えたいって気持ちだけでいいというのが今の自分なりの結論っす

 

小賢しく考えてたって何も始まらない

 

動いて実験して体感してみてこそ解るのだ

 

っとそんなこんなで子どもたち起こす時間でーす

 

日曜日だから賑やかっす

 

展示出発準備で内心ドタバタしておりまっす(`・∀・´)

 

せっかく車で行くのだから色々なところ寄りたい気持ちはあるんだけど

 

最短ルートになってしまいそうっすね

 

さぁ今日も制作制作♩

 

みんな最高な一日を

 

 

 

 

yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono