嫉妬という感情と向き合う

 

 

天秤座の新月

 

今日はすべての人が持つ負の感情「嫉 妬」について考えてみたい

 

というのもよく「負の感情を手放して!」とか「明るく生きよう!」なんて言葉を目にするじゃないですか

 

誰かと一緒にいる時に明るい人と一緒にいると場が明るく華やぐのは確かにそうだけど

 

でも、負の感情と向き合わず逃げたり無視した馬鹿ポジティブもなんか違う

 

話してるとなんか浅いなぁとかチャラいなぁとなってしまう

 

心の闇と徹底的に向き合い続けることはとても大事なこと

 

逃げたところで面白いことに結局最後は自分に戻ってくる

 

その問題とは今世で解決すべきだ!とカルマの法則が働くんですよね

 

でもこの負の感情と向き合うのは一人でいる時の話

 

誰かと一緒にいる時はどんより重い空気でいるよりは絶対明るい方がいい

 

その暗い重いやつは一人でいる時に終わらせておかないと

 

それが孤独を愛するという本当の意味

 

人を巻き込むのはダメ

 

巻き込み事故で重いエネルギーの余韻残されるのも困りもの

 

これは当事者が無自覚な場合が一番きつい

 

世界が自分中心だと思ってるから他人の空気を侵害してることに気づけない

 

その闇みんな抱えてるよ〜

 

それぞれ家で徹底的に向き合ってる

 

だから改めて嫉妬の意味を辞書より参照

 

嫉妬(しっと)とは、自分より他人の方が優れている、あるいは自分より他人の方に愛情が向けられている、といった認識に伴って生じるネガティブな感情のことである。一般的には、羨望と憎悪が含まれる攻撃的な感情と捉えられる。

 

漢字を分けてみると嫉みと妬みといったことが内包している

 

それぞれの意味を参照

 

嫉み妬みとは自分と他人を比べ、他人の優れた部分を羨み、憎く思うこと。似たような意味の「妬み」が、相手に対しての憎しみが強いのに対し、相手が優れていることに対して劣等感を抱くという意味合いが強い。

 

これって結局のところ他人の優れた部分と自分の劣っていると思われる部分を比較することで生じる感情な訳であって

 

じゃあ改善する策は少なくともあるとおもうんですよね

 

自分が嫉妬している相手より徹底的にやる

 

そうすれば嫉妬がモチベーションに変わる

 

なにくそ根性に変換されるのは解決策の一つではある

 

大好きな漫画の一つに「三月のライオン」がある

 

将棋を舞台とした話なんだけど将棋の世界ってどれだけ研究したかが大切になってくる

 

もちろん勝負の中では直感だったり大局観だったり勝負強さや粘り強さなども加味されるのだが

 

ここで持って生まれた才能という問題があってそこに嫉妬することがある

 

天才と凡人の努力の差を埋めることはできるのか問題

 

先天性の能力を天才というのなら

 

後天性で身についた能力は果たして努力だけなのか?

 

努力だけで登れる山と努力では到達できない山があるのか

 

これはほんと難しい問題ですよね

 

それも結局のところ極論の一つ

 

又吉の劇場という小説の中で嫉妬について心に刺さった文章を参照しておきます

 

「嫉妬という感情は何の為に人間に備わっているのだろう

なにかしらの自己防衛として機能することがあるのだろうか

嫉妬によって焦燥に駆られた人間の活発な行動を促す為だろうか

それなら人生のほとんどのことは思い通りにならないのだから、その感情は嫉妬ではなく諦観のようなものであったなら人生はもっと有意義なものになるのではないか

自分の持ってないものを欲しがったり、自分より能力の高い人間を妬む精神の対処に追われて、似たような境遇の者で集まり、嫉妬する対象をこき下ろし世間の評価がまるでそうであるように錯覚させようと試みたり、自分に嘘をついて感覚を麻痺させたところで、本人の成長は期待できない

他人の失敗や不幸を願う

その癖、そいつが本当に駄目になりそうだったら同類として迎え入れる

その時は自分は優しい人間なんだと信じこもうとしたりする

この汚い感情は何の為にあるのだ

人生に期待するのはいい加減やめたらどうだ

自分の行いによってのみ前向きな変化の可能性があるという健やかさで生きていけないものか

この嫉妬という機能を外してもらえないだろうか」

 

嫉妬についてもここまで掘り下げて考えられるから小説の言葉の表現ってすごいんですよね

 

すべての表現は世界に出た瞬間にいつも誰かと比べられてしまうもの

 

出来上がったものが社会に出て誰かの目に触れた時

 

その人の持つ評価が自然と下されてしまう

 

作品の良し悪し関係なく「これ高くない?」とかの無下な一言で作り手がどれだけ傷つくかなんてその言葉を発した人にはわからない

 

「お前に一体なにがわかるんだ!!」と作り手あるある

 

正当な評価としての批評はとても大切

 

でもその人の背景なんて見えないから安易に口出せないんですよね

 

おっと、そんなこんなで子どもたちを起こす時間でした。汗

 

才能なんて一切なくても我武者羅にでも動き出せば前には進む

 

超絶不器用だった自分がアクセサリー作家として活動してるのが事実

 

誰にも認知されずに篭って制作してる時期もあったし展示をしながらいろんな声を聞いてきた

 

それでもやればやった分自分に返ってくるのは確かなこと

 

だから誰かの作品に対して安易に「わかるよ」とは軽々しく言えないんですよね

 

それでも自分の感覚としていいなと誰かと共感できればそれは嬉しいもの

 

今日は新月なのでうつしきオンラインでの作品掲載の日です

 

10月6日8時に作品を12点更新します

 

1+0+6+8+1+2=18

1+8=9

 

ご縁のある方はこの後覗いてみてくださいね

 

さぁ今日もコツコツ手を動かしていきましょう

 

最高な一日を

 

 

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🐃うつしきwebsite更新ごと🐃

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yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

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