曇りなき眼で正しく物事を見る

 

いよいよ明日からうつしきでは山香デザイン室小野友寛展が始まります

 

先日の取材の動画をyoutubeに更新しました

 

作品が出来上がるまでの景色

 

どういう考えで作られているか

 

作品を目の前にしてただただ感じて欲しいという考え方もあるけども

 

僕はその背景が気になるし知りたい

 

流れや巡りが変わってきたと感じるここ数日

 

前回書いた期待も良いも悪いも執着や固執に繋がると手放したことが大きい

 

精神的な部分からの影響って想像以上に大きい

 

なんでも気持ち次第なんだよなぁ

 

眉間にシワを寄せて見る景色はそのシワの深さの分バイアスが掛かってしまう

 

そう考えると景色を歪めているのは自分自身なのかもしれない

 

物事を正しく見るって実は相当に難しいこと

 

感情に引っ張られずに見ることができるかどうか

 

仏教の八正道の中でも一番最初にくる教えが「正見」

 

一番  正見(正しいものの見方)

 

二番  正思惟(正見にもとづいた正しい考えをもつこと)

 

三番  正語(正見にもとづいた正しい言葉を語る)

 

四番  正業(正見にもとづいた正しい行いをする)

 

五番  正命(正見にもとづいた正しい生活を送る)

 

六番  正精進(正見にもとづいた正しい努力をする)

 

七番  正念(正見にもとづいた正しい自覚をする)

 

八番  正定(正見にもとづいた正しい瞑想をする)

 

正見とは、自分中心の誤った見方を捨てこの世の有り様を客観的に合理的みること

 

正見以降は全て正見に基づいた上での考え方

 

人はついついこの世に起こっているものごとを自分の都合でねじ曲げてとらえてしまいがちで

 

なかなか現実をありのままに正しく認識することができない

 

誰もが自分自身のフィルターを通してこの世の中を認識している

 

それがあたかも自分が客観的に見ているように他の人も同じように見ていると思いがちです

 

今までの経験、親から受けた影響、自分の興味や価値観をベースに

 

見るものとそうでないものを選択し

 

見たものの中で自分にとって重要なものとそうでないものを選択し

 

認識した情報から自分の価値観を通して、どういう意味があるのかを判断していく

 

自分が見ているようには人は見ているとは限らない

 

自分が感じているようには人が感じているとは限らない

 

むしろ食い違っているのが普通なのだ

 

でも人は自分が見ていること、自分が感じていることが、当然のことであり

 

それがあたかも「客観的なもの」と思い込んでしまいがちなんですよね

 

お互いに相手の考えを理解できずに、自分の考えを見直すことができずに押しつけあって、紛争が生じてしまう

 

まずは自分自身を疑うことこそが正見の上では大事なこと

 

その考え方、実は俺が間違ってるんじゃねぇ?と考えられるかどうか

 

なんでもかんでもプラスやマイナス、正負だけで判断していないか?

 

球体的に物事を考えられているか?

 

二元論的物の見方だと自分と違うものと対峙した時に反発や拒絶が生じてしまいやすい

 

それでも在り方として

 

ジメッとしてるよりカラッとしてる方が好き

 

カラッと明るい人はいるだけで場が華やぐ

 

ジメッとすることは簡単

 

反対にカラッとするのって超大変

 

タレントがテレビカメラが回ってる時のテンションの高さをもし自分が維持することに置き換えて考えると大変じゃないですか

 

素の明るさは才能

 

だけど誰でも今から意識すれば明るくなれる

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす

 

今日は展示設営っす

 

山香の小野さんが到着するまで白日での追加のため作業していきますよー!

 

ガムシャラに突っ走ります

 

我武者羅とか遮二無二という姿勢が好きなんですよね

 

闘気を外に出さずに内に秘めることができるか

 

バガボンドの武蔵と伊藤一刀斎が対峙する場面を思い出せ

 

我執の火の扱いは相当むずい

 

我執に飲まれると俺が俺がとなってしまう

 

心を静まらせてやるべきことに超集中

 

さて今日もコツコツ手を動かしていきましょう

 

最高な一日を

 

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yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

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