展示の振り返りと「焦り」について

 

 

元旦から始まったcite’での展示も昨日無事に終了しました

 

終了後良さんから電話があり労いの言葉を頂きホッと一安心

 

この四度の展示以外にも何度となく行き来した広島

 

場所が繋ぐ人とのご縁に心から感謝したい

 

関係性を築くのってやっぱり時間がかかるもの

 

7年という歳月が築き上げてきた信用とも呼べる

 

その場所で展示をするということはその信用に値するかどうかを見られているとも言える

 

一つの展示で台無しになることだってあるかもしれないのだ

 

ダサい展示には絶対できん!!

 

そういう意味では作り手もお店も常にプレッシャーの中を徹底して向き合っている

 

そしてそこには経験値も加味される

 

ディスプレイも昔は徹夜であーでもないこーでもないと言いながらやっていた

 

それこそcite’での最初の展示では昼過ぎから始めたディスプレイがなかなか決まらず

 

夕飯を挟んでアレヤコレヤ深夜までやっていたのを覚えている

 

cite’自体二度目の企画展だったこともあるし

 

僕も初めての空間ということもあったり

 

どういう作品構成で見せようかなど考え過ぎてたのかなぁ。笑

 

今思うとバリバリ肩に力入ってた

 

お互いのことをよく知る前だったということも前提としてあっただろう

 

作家の作品を見せたいところとお店として見せたいところの合致

 

そう考えると時間やコミュニケーションって大事ですね

 

ほんといろんなことを思い出す展示となりました

 

ほんと出会ってくれた方

 

作品を求めてくれた方々

 

心からありがとうございます

 

話変わって最近「焦り」という感情に対して向き合う機会が多い

 

生きている限り毎日時間は進む

 

昨日と何か変わったか?と頭の中の声は止まらない

 

そんなに変わることってそんなに大事なのか?

 

生きてりゃうまくいかない時だってあるだろう

 

それでも焦りは何をするにしても良くない

 

焦りは視野を物凄く狭くする

 

焦るということは気持ちが先走って心が今を生きていない状態だ

 

要は先のまだ見ぬ未来ばかりを見て

 

現状と比較し焦ってしまう未来依存状態のこと

 

SNSを開けば同世代の活躍に焦るなどの要因はあるだろう

 

それはその人が余所見をせずにやってきたことに芽が出たというだけのこと

 

種を蒔く

 

水をやり続ける

 

それでも芽が出なければ土に問題はないか

 

それとも光が当たらない日陰に植えてないか

 

そういった点検を続けることでしか芽は出ない

 

芽が出てからも大変で

 

台風の時にどうするか

 

雪が多い豪雪地帯ではまだ小さい時には雪囲いをしないといけないだろう

 

環境によって状況は変わる

 

まぁ、どんな状況でも生きていけるのが最強なんですけどね

 

もし今の現状に満足して迫り来る危機に対して対処できなければそこで終わってしまう

 

僕らの祖先はその都度環境最適化をしてきたのだ

 

灼熱の砂漠地帯でも永久凍土のような場所でも人類は生きている

 

合わせられるかはその人次第

 

あぁ喉乾いたぁと文句ばっかいっててもその状況では水は手に入らない

 

じゃあ文句って生存という観点からはいらないってことだ

 

考えないといけないのはどうやって水を手に入れるか

 

その問題意識がくれくれ型と問題解決型では大きく違う

 

人生なんて長いようで短くて短いようで長い

 

メタ視点で振り返れば今の悩みなんて極微細な問題かもしれない

 

人生における修行(忍耐を養う時期)って個人的に物凄く大事だと思ってる

 

もし仮にずば抜けたセンスがあれば周りはその人のことをほっておかないだろう

 

待てない人が増えている

 

山手線なんか電車が3分毎に来るというのに小走りして電車に乗り込むのはなぜだろう

 

僕らは一体何にそんなに焦っているのか

 

今を生きる

 

目の前に出されたご飯をどれだけ味わって食べてるか

 

それがこの人生最後の飯だとしたら同じような気持ちで食べるか?

 

先を焦ってそのご飯を味わいもせずにいるなんてそれこそ勿体ない

 

それが今を生きていない状態だとしたら今を生きてる人はどれくらいいるのだろうか

 

be here now

 

今を生きろ

 

それが肉体と魂が統合された本当のスピリチュアリズム

 

そんなこんなで子どもたちを起こす時間でーす

 

冬休みも終わり小学校が始まった

 

子どもを見てると焦ったりしないんだよなぁ

 

あっ、兄ちゃんにお菓子を取られそうな時とかはみんな焦ってる

 

ほうほう、自分の持ってるものを侵害されそうな時

 

子どもでも防衛反応が焦りという形で出るのだな

 

生きていることは全て学びに直結する

 

今日も何を学べるだろうか

 

うちに生じる心の機微を見つめる

 

最高な一日を

 

 

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yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono