必死さは確実に人の心を打つと信じている

 

 

ここ数年展示ならその時の展示に向けてと

 

目の前のことだけに向かって活動をしていた

 

いい感じに言えば目の前のことに必死でがむしゃらだった

 

がむしゃらな状態なら良いのだが

 

何年も回数を重ねることによっての

 

慣れ(気持ちの慢心)が僕はとても怖いと思ってます

 

アクセサリーの展示でもうつしきでの展示でも

 

毎回適度な緊張感を持っている

 

でも展示はこう在るべきというテンプレート化だけはさせたくないという思いがある

 

人の心を動かす面白いものには偶発的要素などが絡んできて

 

頭で考えていた期待を簡単に裏切る

 

予想しないことが起きたときに

 

初めて面白いと感情が動く

 

この間娘の保育園の生活発表会に行った時のこと

 

娘の出ていない年長さんクラスの劇を観て迂闊にも目頭が熱くなった

 

ともだちほしいな おおかみくんという劇で

 

内容もあるのだが子どもたちみんなの必死さがなによりも伝わってきて

 

うわっ!やばい、。、

 

こんなに沢山のお父さんお母さんの前

 

ましてや娘が出てるわけでもないので

 

頑張って涙を堪えました

 

必死さって人の心をこんなにも打つんだなって

 

お金を払って観るプロの劇や映画って

 

もちろん見せ場が作られているという意味で

 

泣かせどころとして用意されてしまっているのがわかる

 

だけど突然の事故のような

 

期待していなかった場面だからこそ心に壁もなく

 

フラットな気持ちで観れたのもある

 

では音楽や映像、物語ではなく

 

自分の作品であるアクセサリーが

 

その人の心を動かすにはどうすればいいのか

 

それをいつも考えているのだが

 

その答えはわからない

 

だけど自分の作品を購入してくれた人の幸せを願って

 

地道に手を動かしている

 

心を動かすというよりは寄り添うもので在りたいといった方が正しいかな

 

子どものように純粋でもないし

 

それを考えているだけで打算的なのかもしれないが

 

少しでも喜んでもらえるように

 

この気持ちを忘れないことが大事なのかもしれませんね

 

はたから見ると何を考えているか解らないタイプとよく言われるのですが

 

内側は常に情熱で滾っているyasuhide onoです

 

今日もまんまるな一日を◎

 

yasuhide ono | 小野 泰秀

五児の父 世界放浪の際にアクセサリー制作の活動を開始 2013年福岡県宮若市に移住 2015年9月新月より福岡県宮若市にて「うつしき」というギャラリーを始動 日本の美意識、東洋的価値観、装身具の持つ”心を装う”という機能を追求する

うつしき

暮らしと道具のあいだ

©yasuhide ono